「サウンドアーチ」の開発経緯

日本人の9人に1人が「聴こえ」に悩みを抱えており、特に75歳以上では約4割にのぼるといわれています。特にご高齢の方にとって、電話は重要なコミュニケーション手段ですが、「聴こえ」に悩む方は、電話の利用を敬遠する傾向にあり、社会的孤立を経て認知症に至る危険性が指摘(※)されています。

「サウンドアーチ」は、明治安田生命様のシニア職員が、地域貢献活動(敬老会との交流)で伺った「聴こえに悩む方は電話にも出ず、社会との交流がなくなる傾向にある」という声から着想を得、電話に設置する音声明瞭器の開発を依頼され、約6年間の開発期間を経て製品化されました。



「サウンドアーチ」の特長
1. 確かな技術で話し手の音声を明瞭化

clearA(クリアラ)プロセッサー(※)を搭載し、低い音程でも「こもらず明瞭に」、高い音程でも「キンキンしない」自然な明瞭さを実現しました。

また、「送話者の声を、従来では聴き取りづらかった方にも分かりやすく変換して伝送する」独自の音声処理方式として国内特許を取得しています。

clearA(クリアラ)プロセッサー図解

※ 性別等により異なる周波数をリアルタイムに解析し、各周波数を聴こえやすさへの影響度に応じて増幅する音声明瞭化回路

2. 聴こえに悩む方に寄り添った電話応対を実現

話し手側の電話機(受話器とケーブルで接続された固定電話)に設置することで、聴こえに悩む方とのスムーズなコミュニケーションを実現します。ご高齢の方に寄り添った電話応対が可能となるほか、通話時間の短縮にも寄与します。

3. 設置が簡単、コンパクト設計

コンパクトな設計で場所をとらず、付属のケーブルで受話器と電話機の間に接続するだけで簡単に設置できます。機体本体のスイッチで、ON/OFFの切り替えも容易です。

サウンドアーチ設置イメージ
サウンドアーチ設置イメージ
4. 音声明瞭化の効果強度を手元で切り替え可能(サウンドアーチIIのみ)

サウンドアーチでは、音声明瞭化の強度を手元のスイッチで簡単に切り替えることができます。聴き取りやすさは人それぞれ異なるため、使用する方に合わせて最適な設定に調整できます。これにより、より快適でスムーズな通話をサポートします。

5. リレー回路を搭載し、停電時でも通常の通話が可能

停電などの電源トラブルが発生しても、リレー回路を搭載しているため、通話が中断されることはありません。また、電源が供給されている間は音声明瞭化を行いながら通話ができるため、常にクリアな音質で応対が可能です。